geeklogインストール

多言語対応、ケータイ対応が謳い文句のgeeklogを試しに導入してみました。
基本的に以下のwikiページの通りに行えばうまくいくと思いますが、私の引っかかったところを防備録として記載しておきます。
http://wiki.geeklog.jp/index.php/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8


ここでは以下の構成で導入することとします。
fedora core 5.0
・基本ディレクトリはtestuserのホーム直下
・公開ディレクトリは/home/testuser/public_html
・非公開ディレクトリは/home/testuser/private
xenのゲスト上に構築
unixユーザーはtestuser
・DBユーザーはtestuser
・DB名もtestuser
・トップページはhttp://ホームページアドレス


1)
まず、事前準備としてapache(2.2.2)、php(5.1.6)、mysql(5.0.27)、mysql-server(5.0.27)、gd(2.0.33)をインストールしました。
また、UTF-8で出力したいので以下のページの設定を/home/testuser/public_html/.htaccessへ記載します。
http://wiki.geeklog.jp/index.php/InstallReq14


2)
geeklog本体をダウンロードします。現在2006年12月13日の時点で最新版はgeeklog_jp_1.4.0sr5-1_20061121.tar.gzです。
そのファイルを展開します。展開したディレクトリの中のgeeklogというディレクトリの中身のみを利用します。
具体的にはそのディレクトリの中のpublic_htmlを/home/testuser/public_htmlへ移動します。それ以外のを/home/testuser/privateへ移動します。


3)
wikiの通りに/home/testuser/private/config.phpを変更します。


4)
以下のページでここまでの設定が正しいかチェックします。
http://ホームページアドレス/admin/install/check.php
ここでなぜか403 deniedが出ました。/var/log/httpd/error_logsのエラーログを見てみるとselinuxがエラーを出していました。解除したつもりでいましたがしていなかったようです。以下のコマンドでselinuxの機能をオフにします。

setenforce 0

そうするとうまくいって(?)チェックページに以下のメッセージが表示されました。

An SQL error has occurred. Please see error.log for details.


5)
以下のページをブラウザで表示します。
http://ホームページアドレス/admin/install/install.php
残念ながらインストール画面が表示されませんでした。/var/log/httpd/error_logsのエラーを見てみるとmysqlのエラーのようです。

Access denied for user 'testuser'@'localhost' (using password: YES)

パスワードの設定がうまくいっていないようです。再度パスワードを設定してみます。

GRANT all ON testuser.* TO testuser@localhost IDENTIFIEDBY 'パスワード';

これでうまくインストール画面が表示されました。


6)
テーブルは「新規作成をする」を選び、「config.phpがある場所は」で「/home/testuser/private/config.php」を入力し、「次へ」をクリックします。


7)
次の画面でInnoDBを使用しないこととし、チェックをせずに「次へ」をクリックします。


8)
インストール完了の画面が表示されました。
パーミッションのテストをクリックして指示に従います。私の環境ではパーミッションが755の箇所はエラーとなったので、777へ変更しました。パーミッションを変更せずにgeeklogのトップページhttp://ホームページアドレス/admin/install/install.phpを開くと真っ白で何も表示されませんでした。


9)
これで全ての設定が完了です。
導入した感想としては、geeklog自体の設定でわからないところは1つもなくとても簡単な印象です。
これからカスタマイズを行ってみたいと思います。