ハードリアルタイム処理の定義

組み込みOSには常にハードリアルタイム機能が必要だと思っていました。その意味で、Linuxが組み込みへ進出するためにはリアルタイム性能のために大きな改良と人手&経済的なサポートが必要だろうと。
しかし、以下の発言で見方が変わりました。

「本当にシビアなリアルタイム性が求められる機能はハードウェアで実現するもの。OSが担うリアルタイム性なら、われわれが実現している数十マイクロ秒(μs)程度の応答速度もあれば十分だろう。組み込みOSが1マイクロ秒単位で応答速度を競い合う時代は終わりつつある」(有馬氏)。

ケータイにメインのチップが2個も3個も載っている現状では、シビアな性能に関してはハードウエアで解決するという方法論は正しいのでしょうね。スケジューリング機能だけをチップに代行させるだけでも良いですし。GHzなCPUを使えばLinuxでもリアルタイム性能を得られるという発表は4年前からあるわけですからねえ。
納得。