導入事例

今回は、できる限り多くのUML導入事例を紹介し、UML導入時の効果や課題について触れていきたいと思う。読者の方々の一助になれば幸いである。

珍しいほどはっきりとした数字のある導入事例です。公開の勇気に感謝。
八千代銀行でのUML適用が気になりました。銀行のオンラインシステムが1,000万行で作られているというのは個人的に少ないと思いました。プログラム規模としては大規模に違いありませんが。
プロジェクト人員が最大時900人、開発期間が半年とするなら1ヶ月あたり一人が1,852ライン、一ヶ月の稼働日を20日として1日あたり93ラインを書けば完成することになります。プログラマーとテスターが別れているとしてプログラマー:テスター=2:8なら、7,407ライン/人月=370ライン/人日となります。プログラマー:テスター=1:9なら、18,519ライン/人月=926ライン/人日となります。
そう考えるとなかなかの負担かもしれません。前言撤回。かなり大変な規模ですね。
と、ここまで計算して記事をよく読んでみたら、「全プログラムの70%を自動生成することに成功している。」とありますね。700万行が自動生成されるプログラム、この場合はRational Roseらしいですが、その利用(共有)が上手くいったということのほうが驚きです。20名がコアメンバー、30名が上級開発者、200名がコーダー、450名がテスターという構成のような気がしてきました。