マルチナンバー…違う番号で受けて違う番号へかける

DoCoMoが2005年11月からマルチナンバーというものをはじめるそうです。詳細は以下の通りです。

「902iシリーズ」と同時に発表された「マルチナンバー」サービスとは、契約した電話番号のほかに、最大2つの電話番号を追加し、使い分ける(音声のみ)ことのできるサービスのこと。PDCでも「ナンバープラス」(1番号につき月額315円)という名称で着信専用の番号を追加するサービスが提供されているが、「マルチナンバー」(月額525円)では発信時にも電話番号を使い分けられるだけでなく、番号毎に請求先も分けることができる。同サービスは902iシリーズ以外に、901is、901i、701i、700iS、700i、DOLCEなども対応する。サービス開始は11月中旬の予定。

気になったのですが、これを申し込むと2006年からのMNPはどうなるのでしょうか?全ての番号を引き継ぐためには以降先キャリアへ電話番号の数だけ契約をしなければいけなくなりそうですけど。
また、1契約(端末)ごとに複数の電話番号が持てるということですが、以下のことは可能なのでしょうか。できることを希望します。

  • A、B、Cの三つの電話番号を取得する
  • A:個人用、B:会社用、C:合コン用(短期かもしれない知り合い用)
  • 会社から家に帰ったらBを受けないようにする

といったことは可能なのでしょうか。もしそうなら素敵ですね。

DoCoMoは同じ番号をMova端末とFOMA端末で共有するデュアルネットワークというサービスを行っています。その使い方は使いたい端末からDoCoMoのセンターへ電話をして暗証番号を押すだけです。

マルチナンバーを利用できるのは既に発売済みの端末も含まれているので、端末機能として実装するのではなくデュアルネットワークと同じように局側で実装すると思います。そうすると利用方法がデュアルネットワークとマルチナンバーは似たものになると思います。具体的には「この番号でも受信する」、「この番号で発信する」といったことをセンターへ電話をすることによって行うはずです。
結論として、私が上で希望している「特定の番号は受けない」といったことができるようになると思えます。

閑話休題
ふと思ったのですが、複数の番号を使うというのは固定電話の転送機能と通じるものがある気がします。またはISDNで複数番号を持つというのも同様です。
結局、人間の社会的欲求というのは固定電話の頃と大差ないのですから技術も使い回しが利くのかもしれません。